日本の都市システムがすごいとか、電車が時間通りに来るとか、私の中ではそんなの当たり前だったので何も特別に感じてなかったのですが、
ニュージーランドに来ると毎日のようにどっかしら壊れてるので日本ってよくできてんだなと思うことがあります。
中には命の危険に関わることも。
今日はそんなよくできてない国の生活を紹介します。
家の中
コンセント
壁についてるあれ、ニュージーランドではこれにON/OFF用のスイッチが付いていて、プラグを差してこれをONにすると初めて電気が流れます。
これをONのままプラグの抜き差しすると火花が散る。
感電して痛いし危険なので、必ずOFFにしてから抜き差ししましょう。
使ってない時もOFFにしてないと火事の原因になるんだとか。
洗濯機
日本ではちょっと出かける前に洗濯機回して、帰って来た時に干せるようにしてたりしてたんですけど、これをヒゲに猛烈に止められる。
火が出るらしい笑
水を扱う洗濯機から火が出る意味がよく分かんないのですが、洗濯機が原因で家が全焼することもあるんだとか。時々ニュースになるんだそうです。
同様に食器洗浄器とかも、夜寝てる間に回しとくのは安全じゃないそうな。
街の中
バス
オークランドにはSuicaみたいなカードがあって、バスもピッてやれば乗れるんですが、そのピッがよく壊れてる。
壊れててもそのまま運営してます。
乗客は無料で乗れるのでラッキーということで。
ドアもよく壊れてて、手で閉めなきゃいけなかったり、閉まってても大きな隙間が空いてることがあります。
信号機
オークランド市内でいう渋谷の交差点的なメインの信号機がここ3ヶ月ほど壊れたままです。
幸い音で知らせてくれる機能もついてるので、問題なく渡れますが、問題なく渡れてるがために修理の優先順位があがらないんでしょうね。
バスの時刻表
ニュージーランドのバスって日本のより便利で、多くのバス停に次のバスがあと何分程度でくるかが表示されます。
時間通りに来ることなんてまずないので、予定時刻に加えて今そのバスがどの辺りにいるのかを教えてくれる機能は大変ありがたいのですが、この機械がソーラーパネルで動いているため、雨の日が続いたり日の出前だと表示が消えます。
そこまで計算に入れてなかったんだろうな。
不便です。
パイプ
よく詰まります。
トイレ関連が多いけど、流れなくなったり、トイレが詰まったことが原因で他のところが漏れてきたりする。
このあいだレストランに行った時は、汚水がテーブルの下に漏れてきました。
今日も私は職場でパイプに手をつっこんでシンクの詰まりを直して来たところ。
職場
私の職場ではすべてが壊れています笑
パイプが弾けて水浸しになったり、シャワーが水しか出なくなったり、トイレが溢れたり、暖房が効かなくなったり、雨になると換気扇が詰まって魚の匂いが充満したり。
修理担当の役職があるんですが、毎日ため息つきながら走り回ってます。
不便でも生きていける
日本と比べたらこんなに不便でも、みんなそんなに気にする様子がありません。
文句は言うけど、別にストレスではなさそう。
誰しもが仕方ないと思ってるように見えます。
完璧ではないことが当たり前なので、電車が遅れたってバスが来なくたって、代わりの方法を見つければいいだけ。
日本では日本のやり方があり、ニュージーランドにはニュージーランドのやり方がある。
ニュージーランドは別にこのままいつもどこかしら壊れているので大丈夫なんだと思います。
例えば職場で「日本ではこんなに色々壊れることなかったからなんだか面白い」とか「電車は1分でも遅れるとすみませんって言うんだよ」って言うと「へぇ、すごいねえ!」と言われます。
でも誰も「ニュージーランドもそうなればいいのに」とは言わない。
求められてないんです。
たぶん、不便って感じてないんです。これが普通なんです。