英語に関してコンプレックスをもってる日本人は多いです。
オーストラリアに留学中も、ニュージーランドに来ても、必ず「I'm sorry but my English is not good.」という前置きをつける人に出会います。
日本人だけじゃない。アジア人に多い。
それを聞くたびに私は「その前置きちょーいらないんですけど!気持ちわかるけど!」と思っています。
自分の英語が上手だと思う日は来ない
5歳からスポーツしかやってこなかった私なので、海外生活なんてものに興味をもったのは引退を意識し始めた20歳の時。実際にちゃんと話す英語として使い始めたのもその頃です。
今は25歳なので、英語を話し始めて5年ちょっと経ちます。
20歳の頃と比べたらずっとずっと英語は上達したし、今はフィットネスジムでも働くことができてるけど、それでも自分の英語力には満足できてません。
常に私よりうまい人はいるし、会話の中でわからないことが出てくることも毎日あります。電話も苦手。
ゴールがない。
一生続くんだろうな、と諦めて毎日のように単語や表現方法を調べています。
何年経っても自分の中で英語が完璧になることはないんです。だから、私の英語が良いか悪いかなんて気にしても意味ないんです。
ずっと悪い(十分じゃない)としか感じないんだから。
私が英語を話し始めた時
大学で生まれて初めて内容が全部英語の授業をとった時、すでに英語がペラペラな国際学部などの学生たちと肩を並べなければいけなかった私は、発言するたびに顔が赤くなって、体中に熱がこもるのを感じていました。
その授業の中で英語ができないことが恥ずかしくてしかたなかった。脇汗の日々。(うるさい)
でも、体育学部の授業のひとつであった英語の授業に戻れば、周りから神様扱いされていました。当時「この差はなんなんだ...!違う世界みたいだ。体育にいる方が気が楽だなあ」と思っていました。
その前置きを言ったところで何が変わるの?
そんな感じだったから、こんな記事を書いていながら、私も実はオーストラリア留学中初期には「My English is not good. Sorry...」と言っていました。馬鹿、わたしホント馬鹿。
これを言ったって何も変わんないんです!
英語のレベルなんて、その人の喋るスピードやアクセントを聞けば一言目でだいたい分かる。
言わなくても通じてることなんです。
アジア人という見た目のせいで、会話を始める前から英語が喋れないと判断されることも多いです。
日本語でもそうでしょう。
Konnichiwaとコンニチワとこんにちはの差は聞けばすぐ分かる。
絵なんて普段描かない人がヘタクソな絵を描いて「私、絵とかあんまりうまくないんだよね」と言われても、私は内心では「だろうね、見りゃ分かるわ、下手だわ」と思っても「そんなことないよー!すごく上手だと思うよ!!!」と言わなければなりません。
気を遣わせてるんです。
自分は「私〇〇上手にできないんだよね」と言うことで少し安心するのかもしれませんが、会話をぎこちなくさせる以外のなんの効果もない。
それに気づいた私は、それ以来いっさいそのフレーズを口にしてません。
自信がないこともある。でもその言葉は絶対禁句。頭の中でも流さない。
代わりに、英語がめっちゃ喋れるフリをしています。不安が頭の中から消えればよりスムーズに言葉が出てくるから。
もちろん、褒めてもらったら「まだまだ勉強中なんだけどね」程度のことは言います。でも「そんなことないよ」とは絶対言わない。
必ず「ありがとう」です。
「(気を遣ってくれて)ありがとう」
「(褒めてくれて)ありがとう」
「(嬉しいから)ありがとう」
「(今後はもちょっと自信持とうかな、)ありがとう」
なんでそれに気づいたか
私がオーストラリア留学も終わりに近づいた頃、別の人が私に「My English is bad.」って言ったんです。それまで会話は普通に流れてたのに。
私は「そんなことないよー!」って言うしかなくて、会話をぎこちなくしないように軌道修正しなきゃいけなかった。すごく気を遣った。
それが何度も、何人とも、繰り返し起こるもんで、私は「うるさいな〜、英語なんて上手くなくても会話できるんだから、気にすんなよ!(肩ポンポン)」みたいな。そんな荒っぽくはないですけど、心の中で思ってしました。
でも、私もそうだったから言いたくなる気持ちはすごく分かる。
そして、分かるからこそ強調したいのが、それいらないから、ということ。
次回以降英語で新しい人と会話するとき、このフレーズを使わずに会話してみてください。普通に会話流れるから。むしろもっとスムーズに流れるから。
以上、私の経験談でした。