生粋の体育会女子がニュージーランドに住む話

生粋の体育会系女子がニュージーランドに住む話

20歳までスポーツしかしてこなかったド体育会系女子がニュージーランドに渡り視野を広げる話。

生粋の体育会系女子が

ニュージーランドに住む話

〜どうせ国際恋愛とかもしちゃってんでしょ〜

NZの道徳と日本の道徳の共通点

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オークランドラグビーの聖地、Eden Parkでとあるイベントに参加していた時に事件が起きました。
 
ラグビーの監督やら担当者の対応を見ていて「道徳心が日本と似てるなあ」と感動したので、今回はそのことを紹介します。

武道の心

日本人の道徳心って、仏教の教えだったり武道の精神から来てる部分が大きい。
 
私自身、剣道を10年間やっていたり、大学で武道論の授業をとっていたりしているので、他人を思いやる心であったり、道を外れずに己を極めること、人の見本になるような生き方、といった武道の精神教育の部分には馴染みがあります。
 
他の国で育った友達にこういうことを話しても、ほとんどの部分で「?」となります。日本に旅行してくる外国人観光客が「日本は安全だ。お金が盗まれない」などと驚くのも、長い歴史の中で日本人の心のどこか刻み込まれたこういった道徳教育が影響してるんだろうなあ、日本独自の文化だなあ、とか思っていました。
 

マオリの心

私が参加したイベントはオークランドラグビーという団体が開催するもので、プロから教わるラグビー体験だけでなくマオリの文化も教わることもできました。
 
戦う民族のマオリ。
 
凶暴に聞こえますが、心は穏やか。
 
槍などに使われる木も自然から来ているので、自然に感謝することを忘れない。自然に生かしてもらってる身なので、奪い合わず仲間どうし助け合っていかないといけない。他を重んじて、年上の人を尊重して生きる。木や石や山や湖には神様が宿る。
 
ここまで聞いて、感覚的に納得できる考え方だと思いませんか?日本の神道と似てる部分がある。八百万(やおよろず)の神様がうんぬんというあたりとか特に。
 
 

ラグビーの心

ラグビーでもこの他を敬うという教えがあるそうです。
 
だから、ゲームが終わるときはタイムアップではなくノーサイドという言葉が、試合終わったらチームも何も関係ないよ!という意味で使われるんだとか。
 
ざっくり言うと、ラグビー選手なら他人に迷惑をかけるようなことはしちゃいけない、というような道徳教育が若者のラグビー選手に積極的にされています。
 
武道の精神やマオリの精神と共通することがある。
 
だからニュージーランドや日本では多くの人がラグビーにのめり込めて、ラグビーの歴史も長く根強い人気を誇ってるのかなあ、とか思っちゃいます。
 

今日の事件

前置きが長くなりましたが、今日そのラグビーイベントにて、参加者の現金が盗まれるということがありました。
 
海外ならよくあることでしょ?と思うはず。でも、ここラグビーの聖地Eden Parkではありえないことのようです。
 
オークランドラグビーは若者のラグビーキャンプみたいなものを開催していて、将来プロになって活躍したいラグビー選手の卵を育成しています。もちろんそこでは技術だけじゃなくて、先に述べたような道徳心も教え込んでいます。
 
そんなことが担当者の発言からも汲み取れました。
「こんなことが起こっちゃって申し訳ない。でも、数日前に来た新しいメンバーがやったっていう目星はついてるから、まずはそこから探ってみるよ。本当に申し訳ない。」
 
自分たちの生徒を一切疑わなかったんです。
 
まだこのラグビーの道徳心を学んでいない新メンバーがやってしまったという憶測が最初に出てきた。そして彼らの先生である担当者が謝罪をした。
 
もちろん、新メンバーを疑ったのはこれまで物が盗まれるということが起こっていなかったこともあると思います。みんなバッグも財布もポーンとほっておいてることからも、この場所が普段から安全だということが分かる。
 
他の担当者は「ラグビー選手としての自覚がないよね。考えられない。」とか漏らしていました。
 

まとめ

太平洋をまたいで遠くに位置する日本とニュージーランド。
 
マオリの言葉と日本の言葉が似ているのは以前から不思議に思っていましたが、こういう道徳心の部分でも似通った部分があると知って、さらに親近感が湧いたのでした。何千年も前に何がどこでどう繋がってたんだろう?
 
p.s. ニュージーランドにいる人全員がラグビー選手やマオリの精神を尊重している訳ではないので、他の場所では物やお金はバンバン盗まれます。笑 せっかく素敵な文化をもってるんだからそれが広まればいいのになあ。