20歳の時に生まれて初めて「喋る英語」の勉強を独学で始めて、25歳の今はニュージーランドでフィットネスを教えている私。
5年で喋りが基本の職業につきました。
英語を話し始めて2年目にはオーストラリアでネイティブに囲まれながらバイトみたいなこともしてました。
つまり、2年あれば英語使ってネイティブと仕事できるようになるということ。
今回は私がよく日本で聞かれていた「どうやって英語勉強したの?」について。
英語学習が勉強である限り覚えない
私の英語が急に上達したのは、英語が勉強するものじゃなくなった時です。
交換留学に行くためには、TOEFLの点数が必要で、最初はそのためだけに勉強をしていました。
その時は面白くもないし、とにかく苦痛でしかなくて、何で英語なんてやらなきゃいけないんだろうと思ってたし、ストレスがたまりすぎて一瞬、目の裏の血管が詰まって半分の視力がなくなったこともありました。
20歳。ストレスで目の血管詰まる。ストレスって恐ろしいなって学んだ経験です。
そんなんじゃ覚える効率も悪くて、当時のTOEFLの点数は30点台。
カスです。
あの眼科の診断の後に私が思ったのは
「こんなイヤイヤやってたって続かないな。英語を使えるようになろうとしてるんだから、英語が使われてる国に行ってみよう」
初の海外旅行は一人旅
その3週間後にゴールデンウィークが迫っていたので、一度は行ってみたいと思っていたイギリスに弾丸で行くことにしました。連休の終わりと被せて大学の授業をいくつかサボりながら。
初海外は一人旅でした。
初一人旅は海外でした。
人生をナメてる私(親の言葉参考)は行ってしまえばどうにかなるだろうと思っていて、勢いのままイギリスに1週間。
その1週間の間には、ホステルで友達ができたり、駅探すのに何人にも道案内してもらったり、携帯無くしかけて駅員さんに半泣きで交渉したり、道に迷ってなんかいないのに道を尋ねたりしながら、人生で初めて生きた英語を経験しました。
行ってしまえばどうにかなるどころではなく、成田に帰ってきた時の私は自分が別人になったような気がしました。
今後どうしていったらいいかがパーーーンと開けた感じ。
「あぁ、英語喋れるって世界が広がるってことなんだな」って思った。
日本人とだけしかコミュニケーション取れない世界なんて本当にちっさくて、今までの悩みも抱えてたストレスも地球規模で考えたらちっぽけで、日本に留まってる生活ってすんごい損してることいっぱいあるって思った。
私の人生を変えた一人旅。
スピーチを聴きまくった
帰ってきてからは猛勉強です。
でもこの勉強は、今までの勉強とは意味が全く違って、今回はテストでいい点が取れるためではなく、英語で生活できるようになるため。
テレビのニュースは全部英語の副音声、Youtubeも英語で見て聞いて、流す音楽を洋楽にして、映画も英語で見て、本も英語で読んで、メモ取るときも英語で書いて、TED Talk見まくって、英語で友達も作って、携帯の表示も英語表記にして、英語の朗読をYoutubeで流しながら寝ました。
英語にしか触れなかった。
それが楽しかったです。一度別世界を見ていた私には、もう一度そこに行くためのステップでしかなかった。
日本の外で暮らせるようになりたいという心の底からのモチベーション。
テストの結果もバババーンと上がりました。3ヶ月後のテストでは76点。
誇れる点数ではなかったけど、75点が留学のボーダーラインだったので、無事突破。それでよし。
一番の英語勉強法なんて存在しない
英語の勉強法に関する本がたくさんあるけど、一番いいやり方なんて存在しません。
たとえ効率的なやり方だったとしても、楽しくなくちゃ覚えない。楽しいと感じる方法は人それぞれ。覚え方も人それぞれです。
自分が興味あることを英語バージョンで読むのでもよし。自分のやり方でさぐるのが億劫なら、そんなモチベじゃ英語なんて上達しません。
使うための英語は使って初めて上達します。私のTOEFLの点数が物語ってる。
後編はオーストラリア留学中に跳ね上がった私の会話の能力について。カギは友達です。お楽しみに。