ニュージーランドにきて一番最初に「あぁ、これは生活の仕方を変えないといけないな」と思ったのが、コンビニがないこと
正確には、便利なコンビニがないことです。
その便利さは奪われたものの、コンビニなし生活を送っていくうちに今まで見えてなかったものが見えてくるようになりました。
時代の変化に伴う日本食の変化
ニュージーランドにいる人たちに「日本食で思い浮かべるものは?」と聞くと、
スシ
サシミ
テンプラ
トンカツ
テリヤキ
あたりがでてきます。
私たちも日本食と言えばというと
肉じゃが
そば
うどん
親子丼
懐石料理
みたいな、THE伝統料理みたいのが出てきますよね。
でも、つくばにいたときに仲良くなったオーストラリアの留学生たちは、日本を出て母国に帰った後、口を揃えて「コンビニフードが恋しい」と言っていました。
コンビニのおにぎりや弁当、レジ横のホットフード、スイーツ、サンドイッチ。
私たちにとっては日常の一コマでしかない、なんの思い出も特別感もないコンビニフードが彼らにとっての日本食になっていたんです。
都内では500m歩けばコンビニが何件もありますね。
便利だったからなのか、依存していたからなのか、毎日のようにコンビニフード食べてたなあ。
まだ日本でて1年も経ってないけど、私もコンビニフードが恋しくなる時があります。
コンビニにはナマモノがほとんど売ってない
つくばに住んでいた時は、コンビニの目の前に住んでたので、夜中にお腹が空けばちらっと寄ってレジ横の春巻きや肉まんを買って食べていました。
ヒゲもよく家に食べたいものがない時は蒙古タンメン買ってきたり。
当時「なんか加工されてないフレッシュなものが食べたい!」って思った時に、コンビニにバナナとゆで卵しかなかったってことがありました。
サラダは結局ドレッシング(加工食品)かけて食べなきゃいけないし、酸化して色変わってるし。
当時は今ほど加工食品とか気にしないで生きてたのですが、それでも加工食品しか売ってないんだな〜と思っていました。
あぁやってコンビニに囲まれてると、加工食品に対する感覚が鈍っちゃうんでしょうね。
ニュージーランドに来てスーパーに行ってフレッシュな野菜やフルーツをたくさん食べるようになってから、当時の感覚が不思議に思えてくるようになりました。
健康志向の人たちの間違い
日本人でジムのトレーニングしてる人たちや栄養指導してる人たちをツイッターで見たり、そういう人たちの記事に目を通すと、そういう意識の違いが目につくようになって来ました。
コンビニのサラダチキンを盛大に薦めたり、コンビニのたまごサンドイッチをヘルシー食品として薦めたり、ダイエットコーラを推奨したり。
確かに栄養だけ見ると、これらの商品はいいんです。
でも、食べ物が長持ちするために使われてる化学調味料が無視されてる。
カロリーや栄養成分表で見えない部分が全部無視されてるんです。
加工食品の恐ろしさは過去の記事でも書きました。
私自身、そんなに敏感になって「加工食品ゼロ!」とか言うようなタイプでもないし、現代においてそんなの無理って思ってるのでガミガミ言いませんが、それでもやっぱり日本にいた時の方が、そういうの気にならなかったな〜と思います。
「フレッシュなものがおいしい」とも特別思ったことなかった。
それでも日本を出てみると1年もしないうちに異様だったことがわかってきました。
日本の代表的な食事にもなってしまうコンビニフード。
毎日のように囲まれてると、当たり前になってしまうコンビニフード。
それでいいのかなあ?
コンビニがないっていうのも案外悪いもんじゃないですよ。