こんにちは、ニュージーランドでパーソナルトレーナーをしております、Mikikoです。
今日は、多文化国家、多民族国家のニュージーランドに住んでいて浮かんだ疑問
「日本の義務教育カリキュラムに韓国語も中国語も入ってないの、なんで?」
についてです。
▼この疑問のきっかけ
私がニュージーランドでフィットネスの業界に入り、2年目になります。
色々なバックグラウンドの人に触れる機会が多く、「なんで私は英語と母国語以外の言葉が喋れないんだあああああ!」ともどかしくなることも多々。
特に、韓国人と中国人を相手にした時に、相手の言葉が喋れたらどんなに楽だろうかと思うことがあります。
ニュージーランドのフィットネス業界、ジム文化が根付いていて普及してるとは言えど、全体的に見てもアジア人女性のトレーナーは圧倒的に少ないです。
私の支店では私のみ。
4倍ちかい大きさの本店でも1、2人。
レアキャラ。
遭遇率これくらい。
アジア人には、アジア人のトレーナーを希望する人が多いです。
アジア人ならではの理想の体を分かっている、言葉が不安だから同じ国出身のトレーナーがいい、という理由なんでしょうね。
そんなこともあり、私のクライアントの半分ほどは日中韓出身の人たち。
そんな需要があるのに、韓国語も中国語も喋れないから、苦労することもある。
実際に「中国語喋れる?喋れなかったら別の喋れる人紹介してほしい」なんて言われたことも数回ありました。
ビジネスうんぬんは、まあこんな感じなんですが、そこで「なんで私は中国と韓国のすぐお隣に20年近く住んでたのに、中国語も韓国語もしゃべれないんやああああ!!」と思い始めたんです。
しかも、韓国人の多くは日本語ちょっと披露できるんですよ、学校で習ったとか言って。
▼人には日本語喋るの求めるくせに、自分はしゃべれない
日本のニュースを見ていると、コンビニの店員が外国人だった時に「日本人の店員だしてきてよ!」とクレーム出す人がいるだとか、心無い人がいることを知ります。
実際、私が大学の時にも、やたら留学生を下に見る日本人は多かった印象がある。
郷に入れば郷に従え、日本にいるんだから日本語喋れ、それができないなら文句言わず出て行け、そういう態度。
そういう人はほぼ100%必ず英語も中国語も韓国語も喋れないド日本人でした。
言語習得の大変さを分かってない。
当時はそんな人たちを見ていて、「この人たちが逆の立場になったら死にたくなるんじゃないだろうか。想像力がなさすぎる。自分が中心で世界が回ってる。嫌いだ。」と思っていたんです。
でもそれって、その人たちがいけないだけなんでしょうか。
環境がそういう人たちを作ってるんじゃないでしょうか。
▼なんで英語ばっかり教えるのか
学校に英語教育はある。外国語を学ぶ機会はある。
でも、私が中学生高校生の時は英語ってただの教科でしかなかった。
使うイメージが持てなかった。
使ってる人のイメージも持てなかった。
遠い世界の話だったんです。英語が。
でも、韓国や中国はお隣だし、日本にくる外国人のほとんどはそこからの人だし、すごく身近。
歴史を習うにも、経済を習うにも、ファッションやドラマや化粧を学ぶのにも、中国と韓国って無視できない存在じゃないですか。
じゃあなんでカリキュラムにいれてくれないんだ。
なんで私はお隣の国のこと全然知らないんだ。
そう思っているんです、最近。
答えも何もでないただの戯言な記事になってしまいましたが、今日はそんな感じでモヤモヤを吐き出してみたのでした。
世界がどうだ言う前に、ご近所さんのこともっと知らせて欲しかった、学生時代。